2023-12-11から1日間の記事一覧

 五・七・五の一行は…詩である

私の周辺で囁かれる気になる言葉がある。俳句の最近の現状についてのことだが、只事俳句が多くなったと言う。…これは何故にそのように思えるのだろうか。感動したと言える俳句がなくなったと言う。把握内容も意味ももっともなのだが。感覚も理解出来るし、新…

 それぞれの俳句には…その句を作ろうと思った『何故』がある

「それぞれの俳句には…その句を作ろうと思った『何故』がある」。 これは現代俳句人…伊丹三樹彦の遺した文言である。 児 島 庸 晃 令和元年9月22日午後6時、私は阪急電車伊丹駅にいた。夕べの光がやや弱くなりかけ るのを顔に受けながら東南方向へ向かって歩…