2024-03-29から1日間の記事一覧

……重く美しい言葉が欲しい……… 

俳句における私性の文体考察 児 島 庸 晃 私の心の奥深くに未だに消えないで残っている言葉がある。昭和四十年代の次のことばであった。 …斉藤正二氏は“俳句不毛の時代”だと叫び、兜太氏は“精進の時代”だという。この二者の間にある思考の相違は現代俳句に於…