2023-12-28から1日間の記事一覧
造語を理解するための補正言葉 児 島 庸 晃 文学作品に作者の個性を際立たせて表現することを私性の文体と言うのだが、俳句にもそれに類する表現スタイルがある。日常の生活状況の中で私を中心とした視点に全てを集約させ物事を捉える感覚作品である。どのよ…
具象・論理・客観…を求める人と……抽象・イメージ・主観…を求める人がいる 児 島 庸 晃 俳句を鑑賞する時にすぐ理解出来るものと、時間のかかるものがある。これらのほとんどは表現方法にあるのではなかろうかと思うことがある。句会の席で句が多数あるときは…
迫りくる戦争というなかにありても如何に感情が大切であったか 児 島 庸 晃 新興俳句運動は迫りくる戦争へ向かっての熱い闘いではなかったかと改めて思う。このように前置きをしておかねばならない。その新興俳句運動のきっかけを作った場所は京都・ミヤコホ…
――ワ カ チ ガ キ 考 察―― 児 島 庸 晃 俳 句 実 作 者 と 読 者 先日「青玄」の19周年全国大会が200人近い参加者を得て神戸で行われたとき、伊丹三樹彦主幹は「私がワカチガキを始めて行ったとき、賛同者は三人しかいなかったが、いまは逆にワカチガキ…