忘れじの俳句

         伊丹三樹彦句碑を訪ねて…(2008年3月8日記述)

今日は早朝より梅を見に綾部山梅林に行って来ました。兵庫県たつの市の瀬戸内海側にある二万本の梅林です。主に梅酒や梅干用に昭和43年12月に植栽されたもので本来は観賞用ではありません。ですが、大きい花のピンクや白、小さい花の白やピンク、真っ赤なもの、青みががった白、黄色がかった白と多彩でした。ここには歌碑や詩碑、それに句碑と目を見張るものばかり。実はわが師でもある伊丹三樹彦の句碑を私の目に収めるのが目的でした。頂上にある三樹彦句碑には二句が作者の自筆でありました。

   そぞろ歩は善相ばかり 梅の花      伊丹三樹彦

   杖つくもよし どこまでも梅薫る     伊丹三樹彦

作者中年期のもので、この地での嘱目句です

   梅林の色も薫りも風運ぶ      児島庸晃       

ここで私も句を作り三樹彦句碑の横に並び大きく更に大きく口を開き口遊みました